PICでプログラム開発 vol.1 〜まずは回路を組もう〜

By terada, 2017年4月5日


PICでプログラム開発 vol.1 〜まずは回路を組もう〜

先日当ブログでもお伝えしたとおり、現在PICを使ったプログラム開発を行っています。せっかく新たにPICを始めたので忘備録的に色々なコツをまとめていこうと思います。というわけでまず初めにPICを動かすための回路を組んでみたいと思います。私はプログラミングはある程度経験があるのですが電子回路等のハードについてはちょっと弱いので、できるだけわかりやすく書いてみようと思います!

1. 今回使うパーツ

第一回目はまずブレッドボード上でPICを動かす回路を作るところから始めます。今回使うパーツのリストは以下のとおりです。

PICマイコン: dsPIC33FJ64GP802
書き込みツール: PICkit3
ブレッドボード: 適当なサイズのもの
抵抗: 10kΩ, 330Ω
セラミックコンデンサ: 0.1μF
電解コンデンサ: 10μF
LED: プログラム確認用
ピンヘッダ: PICkit3通信用
電池ボックス: 単3×3
単三電池: 3個
ジャンパワイヤー: 適当なもの

PICは今後音声信号処理を行うため、A/D, D/Aを搭載し、DSP命令が実行できるdsPICを選びました。スペックを見るとかなり高機能にもかかわらずなんと500円を下回る価格なのでありがたい限りです(笑)。電源は単3電池を3個使って4.5Vを供給します。10 kΩの抵抗はPICを動作させるために必要な抵抗、330Ωの抵抗はLEDを点灯させるための抵抗です。これらのパーツを使って早速回路を作ってみようと思います。

2. 回路を組んでみよう

上記のパーツを使って、ブレッドボード上に作った回路はこのようになりました。

PICはブレッドボードの5番から18番までを使用し、上側の20番〜25番にあるピンヘッダでPICkit3を使って通信を行います。また左下の部分は動作を確認するためのLEDと330Ωの抵抗があります。基本的にはマニュアルに従って配線するだけなのですが、初めはそれだけでは動きませんでした …その理由は画面上部の10kΩの抵抗と随所にあるコンデンサです。詳しくマニュアルを見るとGuidelines for getting started with 16-bit digital signal controllersというページに最小限必要なものが書いてあり、その通り抵抗やコンデンサを配置したら無事動きました。ちなみにここら辺は苦手なので、電子回路に詳しい方に手伝ってもらいました(笑)

ブレッドボードの回路はとりあえずこのように出来ましたので、次回は動作確認のためのLED点灯ブログラムを作成し実行してみたいと思います。

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