overseas, foreign, abroad, international の違いを説明してみるの続き

By okuno, 2016年9月24日


少し前に4つの単語の違いを説明してみるというお話を書きましたが、品詞の違いを説明しただけで意味の違いは放置していましたので m(__)m、その続きを書きたいと思います。

前回の記事は、、、↓

overseas, foreign, abroad, international の違いを説明してみる

さて、4つの単語とは、

overseas
foreign
abroad
international

でした。

それぞれの単語の形容詞・副詞の意味をalcさんの英辞郎で調べてみると、

overseas【副】: 海外に、外国に(一般に、陸続きの国についてはこの言葉を使わない。従って、abroadより意味が狭い。米国の用法では、カナダとメキシコ以外の外国は全てoverseasと呼ぶことがある。)

foreign【形】: 外国にある、在外の、(体などに侵入したものが)異物の、異質な

abroad【副】: 外国へ、海外に、広く、家の外に

international【形】: 国際的な、国家間の、国際の、海外の、万国の

という感じです。

overseasの説明にカッコ書きで書いてありますが、overseasは文字通り、over + seas なので、海の向こうという意味ですね。元々、英語は島国イギリスの言葉なので、海の向こうは全て海外ですよね。なので、島国日本の日本人が使うには使い勝手はいいですが、日本人が海外に滞在しているときには、使用時に注意が必要そうです。

foreignも外国という意味ではありますが、3つ目4つ目の「異物の」「異質な」というのがこの単語の本質的な意味を語っているようです。これは私の勝手な解釈ですが、エイリアン(alien)という「外国人、異邦人、異質な」という意味を持つ単語と本質は近いのではないか、と思っています。「自分とは違うもの」という意味での「外」を表しているように思います。

abroadは、overseasのカッコ書きにもありますが、overseasよりも広い意味で、4つ目の意味「家の外に」というのが興味深いです。もう少し拡大解釈をすると「内から外へ」という意味を持っているように思います。前回のブログ記事にも書いた例「study abroad(海外留学する)」はまさにその感じで、「外国へ勉強しに出かける」というイメージですね。

internationalについては、2つ目の意味の「国家間の」が本質に近い感じがします。inter + nationalに分けると、「inter(〜の間、〜の中で、相互に)」+「national(国の、国家の)」ということですので、まさに国家間を意味しています。先の3つとは、少し毛色が違うものと考えられます。

とつらつらと調べたこと&勝手な解釈ですが、言葉の本質を捉えようとする → 結果、大まかなイメージとして捉えるということは、これらの単語を使うときにとても役に立つのではないか、と思っています。

以前ブログのどこかに書いたと思いますが、英単語と日本語の単語が一対一に対応することはまずないので、このようにイメージとして捉えておく&理解しておくというのはいざ使ってみようとした時にとても重要になると考えています。

なにか意味の違いに迷う時は、本来の意味はなんだろう?と調べてみると、意外な発見があって面白いと思いますのでオススメです!!

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