ソラオトのサイエンスカフェって?

By okuno, 2016年7月21日


ソラオトカフェ担当の奥野です。

これまでソラオトでは様々なテーマに関して、サイエンスカフェを行ってきました。
下記に全14回のタイトルを列記してみました!

「3Dの音ってなに? 〜サラウンド技術の現在と未来〜」
「音声コミュニケーションと空間の関係 〜音声のユニバーサルデザインに向けて〜」
「微粒子 vs レーザーの果て無き戦い 〜PM2.5はまだまだでかい〜」
「あなたの理想の住まいとは? ~人と社会と家~」
「宇宙からの信号と地球上の生活 〜GPS&QZSSからのメッセージ〜」
「音の科学について考える 〜音と時間〜」
「ビッグデータって大きいデータ? 〜「おむつとビール」の今〜」
「遺伝子とタンパク質と私たち 〜納豆の「遺伝子組み換えでない」表示って?〜」
「これからのサイエンスコミュニケーションの話をしよう! 〜メタ・サイエンスカフェ?〜」
「ディジタルオーディオ 〜ハイレゾってホントに良い音なの?〜」
「しんぽとは? 〜人類の歩みと科学技術の発展〜」
「ジェネリックを飲んでいるあなたと私 〜安かろう悪かろうな医薬品?〜」
「イルカってホントに会話をしてるの? 〜人間の営みとイルカの自由〜」
「ビーチコーミングと海洋環境 〜逗子海岸で貝を拾おうかい?〜」

ソラオトスタッフの専門が音響工学であることから、音に関係したテーマや工学に関係するテーマが多かったようにも思います。とはいえ、建築のお話や、ビッグデータ、遺伝子組み換えの話、お薬の話、イルカのお話、など、スタッフにとっては馴染みのないテーマにも取り組んできました。

サイエンスカフェは、本当にいろいろな場所で、いろいろな形で、いろいろな人たちによって開催されています。しかし、「サイエンスカフェってなんですか?」という方々もまだまだたくさんいらっしゃることでしょう。

このサイエンスカフェってなんですか?という疑問にお答えするのは、実は結構難しいんです。というのも、先にも言いましたが、本当にいろんな形のカフェが実際に存在するからです。

しかし、共通して言えることは、

・テーマが科学に関係していること
・そのテーマの専門家がゲストとしてきて、お話をしてくれる
・ファシリテーターと呼ばれるゲストと参加者の橋渡しをしてくれる人がいる
・お話をおとなしく聞く講演会というよりも、参加者も含めて、ワイワイと話す雑談の会
・コーヒーやお茶(ときにはお酒など)を飲みながらリラックスした雰囲気で開催される

などなどです。これに異論もある人もいるかもしれませんが、私の感覚ではこんな感じです。逆にこうでなければならない!ということも明確にはありません。こういったことは、サイエンスコミュニケーションという分野で熱心に議論されてきています。

ソラオトではこういったことを意識しながらも、どういう在り方が「楽しい」時間として共有できるのか、ということを念頭に毎回大なり小なりのチャレンジをしてきました。前回のビーチコーミングの会では、実際に逗子海岸まで出かけて、貝を拾って、その後サイエンスカフェを行ったりもしました。また哲学者の方に来て頂いて、哲学カフェを出張開催して頂いたこともあります。

そしてひっそりとですが、以前はソラオトサイエンスカフェという名前で開催をしていましたが、今はソラオトカフェという名前でやっています。これは、これまで開催してきて、こういう会というのは、サイエンスに限った話ではなく、様々なテーマでもできるのではないか、あまり分野にこだわることもないのではないか、という想いから、今後はサイエンスだけではない、もっと言えば文系のテーマでもやってみたいと思ったからです。

次回のカフェ開催は今週末の7月23日(土)で、テーマはずばり「衛星」です。

これまで一度もサイエンスカフェに参加したことはないけれど、なんだか面白そう、ピーンときた!という方の参加をどしどし受付けています。一度、興味本位で参加してみてはいかがでしょうか?

詳しくは↓のリンク先をご覧ください!

第15回 ソラオトカフェ「衛星のつくりかた 〜宇宙開発の動向〜」

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世田谷区三軒茶屋の大人の学び場Soraoto。英会話教室だけでなく、サイエンスカフェなどのイベント、各種セミナー・講演などを行う大人の学び場です。受付はお問い合わせフォームから、気軽にお申し込みください。