第14回ソラオトカフェ レポート ビーチコーミング

By terada, 2016年5月26日


2016年5月22日 第14回ソラオトカフェ レポート
毎度毎度、大なり小なり新しいことにチャレンジしていますが、今回は三軒茶屋のソラオトを飛び出し、初めての野外活動!!というわけで、神奈川県は逗子市の逗子海岸へ、ビーチコーミングをしに出かけました!

ビーチコーミング?と思う方もいるかもしれません。
ビーチコーミングとは、英語で書くと”Beachcombing”です。beachは「浜辺」、combingは「櫛などで梳く(すく)こと」。つまり浜辺で貝殻など様々な漂着物を拾い集めて観察しながら散策することです。昨年末のサイエンスカフェの懇親会でビーチコーミングの話で盛り上がって、そのまま企画化。今回のゲストの濱崎さんは、東京海洋大の4年生。日頃から貝殻を拾えるとあれば日本全国を渡り歩いている方。来年からは本格的に貝殻の研究をするために進学の準備をされているそうです。

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さて今回は9時半に京急新逗子駅に集合。都心から行くにはかなり早い時間に家を出ないと間に合わないのにも関わらず、皆さん無事に到着。徒歩で逗子海岸へ。4月に下見に来た時はどんよりな感じでしたが、晴天!!しかも暑い!!早速、ビーチコーミング開始。1km無い位の海岸をサーファーや親子連れの間をかいくぐりながら、大きな貝から小さな貝まで目を凝らす。11時半には、運動不足のスタッフはげっそり(笑)。腰を下ろしながら小さな貝を見る姿勢は、長時間は不可能!というわけで、海岸近くの食堂で魚介類系ランチを頂きながら、談笑。

 

午後は、拾った貝を持って逗子交流センターに場所を移し、サイエンスカフェ開催。まずは、拾ってきた貝を真水で洗浄して乾燥。そして濱崎さんのお話へ。ビーチコーミングをするときに気をつけることとして、クラゲや魚類のトゲには触らないこと、ガラスの破片には触らないこと、今日みたいな天気は熱中症対策も必要だし、台風やそれに伴う警報が出ているときは中止しましょう、実は色々と漁業にまつわる法律があります(天然記念物とか、漁業権とか)、などの注意事項を話してくれました。そしてビーチコーミングの醍醐味?のお宝探しのお話。今回訪れた逗子海岸はビーチコーミングの聖地のひとつだそうで、安定的に貝が拾えるんだとか。

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今日のクライマックスのラベリング!?ラベリングは、採取した貝の種類を図鑑を見ながら、どの種類に当てはまるのかを見つけ出す(同定)作業。そして、もしそれが確からしいことが分かったら、和名、学名、採集日、採集場所、などを鉛筆で記入していきます。すぐにどういう種類か分からなくても後で調べれば良いのでとにかく、採集日と最終場所は必ず記入することが鉄則だそうです。ラベリングの後は、標本の意味についてお話され、拾った貝殻をアクセサリーにすることも教えてくれました。最後にビーチコーミングを通じて海洋環境の話題にも触れ、サイエンスカフェは終了しました。

帰り際に、みなさんで逗子駅近くのおいしいソフトクリーム屋さんで和んで、お開きとなりました (≧∇≦)/
何度もソラオトまで来て頂いて準備してくださった濱崎さんには大感謝です!ご本人は緊張したと言われていましたが、そんな風には見えなかったです!!とても分かりやすいお話でした、ありがとうございました。また、遠出にも関わらず朝早くからご参加くださった皆さん、日焼けは大丈夫だったでしょうか?皆さんのご参加によって開催できました。ありがとうございました!!次回もどうぞお楽しみに!!

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世田谷区三軒茶屋の大人の学び場Soraoto。サイエンスカフェなどのイベント、各種セミナー・講演などを行う大人の学び場です。英会話教室も行っておりますので、受付はお問い合わせフォームから、気軽にお申し込みください。