第10回サイエンスカフェ

By terada, 2015年9月13日


【今回のテーマ】

「ディジタルオーディオ 〜ハイレゾってホントに良い音なの?〜」

オーディオの世界で、「良い音」ってなんでしょう?ふと考えると「低域が抜ける!」「中域が伸びる?」「高域の透明性がいい!」などと分かった様な、分からない様な、、、やっぱり分からない抽象的な表現が多いような気がします。

オーディオの歴史は「良い音」と「手軽さ」を目指して、アナログレコード → カセットテープ → CD → MD → iPod → ダウンロード/ストリーミングと、時代とともに手段やメディアが変化し続けてきました。そんな中で最も大きな変化は、CDが登場した時の音楽情報の「ディジタル化」でしょう!

今回のテーマとして取り上げる「ディジタルオーディオ」の最新形は、『ハイレゾ』です。ハイレゾはそもそも、「High Resolution」の略で、「高い分解能(解像度)」を意味します。つまり、ディジタル化の精度が従来のCDよりも高くなっています。そしてこの精度は人間が耳で感じ取れる限界を超えている!と言われています。

しかし、元がアナログであろうがディジタルであろうが、最終的に音は我々の耳に届く前に、アンプやスピーカーを通って再生され聞こえます。つまり保存形式がディジタルになったとは言え、最後はアナログの音波が(つまり空気の振動が)スピーカーから飛び出して、鼓膜に届くということになります。

そこで、アナログとディジタルを繋いで話せる方、ハイレゾに関しても考えをお持ちの方、そしてオーディオ業界が目指してきた「良い音」とはなにかをお話できる方、を探し続け、今回のゲストスピーカーの穴澤健明さんにたどり着きました!

日本オーディオ協会の理事も務めていらっしゃった穴澤さんは、以前、日本コロムビアの録音エンジニアとしてCD登場の10年前に世界で初めての商用ディジタル録音に携わった方で、日本は元より世界のディジタル録音の生き字引のような方です。

今回は穴澤さんとともにディジタルのお話から、ハイレゾに関するご意見を伺いながら、「良い音」ってなんなのか?というところに迫ってみたいと思います!サラウンド再生の特殊なデモンストレーションも準備頂いております!

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【開催日時】

10/3 (土) 16:00〜

【ゲストスピーカー】
穴澤 健明 氏
株式会社ビットメディア
http://www.bitmedia.co.jp/

【参加者】
社会人、大学生(申込先着順 最大15名)

【参加費】
1,500円

【サイエンスカフェとは?】
サイエンスカフェとは、科学の専門家と一般の方々が、お茶でも飲みながら気軽に語り合える場です。ソラオトでは、テーマに合った専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、皆さんと知識を共有しながら、語り合えたらと思っています。

【申込・お問合せはソラオトまで】
電話: 03-6453-4545、メール: info@soraoto.net

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